こんにちは!若手エンジニアのいっちーです。
今回は基本情報技術者試験が新制度になったことで、すごくおすすめしたい科目A免除制度についてまとめてみました。
結論からいうと、科目AとBを同日に受験するのは、身体的にもキツく、もし同時に落ちてしまった場合は精神的にもキツイです。ですが、いつでも受験可能になった新制度と合格後1年間有効となる科目A免除制度を合わせることで、別日の受験をすることができます。
ぜひこの際に免除試験を受けてみてはいかがでしょうか。
それでは、そもそも基本情報技術者試験とは何か、免除試験では何かを見ていきましょう。
基本情報技術者試験とは
基本情報ってどんな資格?
1.概要
情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、
情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。
国家資格だったんだ。
エンジニアの仕事をする上で持っておきたい資格だな!
ちなみに基本情報処理技術者ってどのレベルなんだろうか。。。
2.取得者の位置付け
IPA 情報処理推進機構のサイトでは以下のように位置付けられています!
1.対象者像
ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者
2.業務と役割
上位者の指導の下に、次のいずれかの役割を果たす。
組織及び社会の課題に対する、ITを活用した戦略の立案、システムの企画・要件定義に参加する。
システムの設計・開発、汎用製品の最適組合せ(インテグレーション)によって、利用者にとって価値の高いシステムを構築する。
サービスの安定的な運用の実現に貢献する。
IPA 情報処理推進機構 ホームページより抜粋(https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/fe.html)
3.広大な出題範囲
分野 | 大分類 | 中分類 |
---|---|---|
テクノロジ系 | 基礎理論 | 基礎理論 |
アルゴリズムとプログラミング | ||
コンピュータシステム | コンピュータ構成要素 | |
システム構成要素 | ||
ソフトウェア | ||
ハードウェア | ||
技術要素 | ヒューマンインターフェイス | |
マルチメディア | ||
データベース | ||
ネットワーク | ||
情報セキュリティ | ||
開発技術 | システム開発技術 | |
ソフトウェア開発管理技術 | ||
マネジメント系 | プロジェクトマネジメント | プロジェクトマネジメント |
サービスマネジメント | サービスマネジメント | |
システム監査 | ||
ストラテジ系 | システム戦略 | システム戦略 |
システム企画 | ||
経営戦略 | 経営戦略マネジメント | |
技術戦略マネジメント | ||
ビジネスインダストリ | ||
企業と法務 | 企業活動 | |
法務 |
テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系に大きく分類され、それぞれがいくつかの項目に分けられています。
4.試験時間・出題形式・出題数(解答数)
科目A
試験時間:90分
出題形式:CBT方式、多肢選択式(四肢択一)
出題数・解答数
- 出題数:60問
- 解答数:60問
科目B
試験時間:100分
出題形式:CBT方式、多肢選択式
出題数・解答数
- 出題数:20問
- 解答数:20問
詳しくはこちらの記事をクリック
科目A免除制度とは
まず、免除試験とは何なのかについてですが、以下にまとめてみました!
IPAに認定された講座を受講し、修了試験に合格する(修了認定の基準を満たす)ことによって、基本情報技術者試験の午前試験が免除される制度です。
IPA(情報処理推進機構)基本情報技術者試験(FE)の午前試験が免除される制度について
私は、この認定された講座を受講しました。
午前免除を受けるために必要な動画の視聴と、試験を経て午前免除の資格を得ることができました。
それでは詳しく説明していきましょう。
免除制度のメリット
①科目Aに合格してから1年間有効なので、余裕を持って科目Bの対策ができる。
自分の周りではあと1点で落ちてしまった。。という声も聞こえます。そんな中、科目A合格から1年間好きなタイミングで科目Bの受験をできるのはすごく大きいメリットだと思います!
②新制度になって試験可能回数が増加
今まで年2回の受験だったため、受験のチャンスは2回でした。しかし新制度になった現在は科目Aを合格したら1年間好きなタイミングで好きな回数受験できるのでかなり有利になります!
③同日受験の負担が減少
科目Aと科目Bの同時受験は厳しい!という方に朗報!
自分の会社の方は、1日通して科目AとBを受けるのはかなり大変だとおっしゃっていました。
暗記が多い科目Aと短時間で思考して解答する科目Bでは集中力を保つのがとても困難ですし、そんな状況で受験してどちらか落ちてしまった場合のショックはとてつもないと思います。
免除試験で科目Aを合格して、科目Bは別日にしっかり対策することができるのは精神的にも肉体的にも負担軽減され、合格率も少し上がるかもしれません。
免除制度のデメリット
独学で勉強するのに対して講座受験分お金が掛かってしまう。
独学で勉強する場合は本の購入費用と受験費用のみの出費となりますが、免除試験を受けるには講座の費用が掛かります。
科目A免除制度体験談
科目Aの感想とほとんど同じになってしまいますが、当時受けた時は、午前問題の過去問をひたすら解いて問題に慣れる。が合格への道だと感じました。
難易度としてはそこまで難しいことはなく、本を2週程度することでそれぞれの分野の知識を深めて、過去問で問題の出題方法にひたすら慣れれば問題なく合格できるなと感じました。
期間としては業務経験があれば1ヶ月、業務経験がなくても2.3ヶ月ほどあれば合格できるのではないかと思います。
体験談のまとめとしては、科目Bほど業務経験の差は出ない部分だと思うので、やった分だけできるようになります。
講座を受講する分お金は掛かりますが、同時受験でどちらかで落ちてしまう。両方の勉強に追われて不合格になってしまうくらいだったら、科目Aは講座で受けて1年の猶予を持って科目Bを受験し基本情報技術者試験に合格するがお勧めだと感じました!
科目A免除制度対策
本やサイトで理解してあとは過去問を解きまくる!これが攻略法だと思うのでやってみましょう!
あとでも紹介しますがこの本はすごく漫画でわかりやすく解説してくれるので本当におすすめです!2周すればだいぶ理解できているはず!
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和05年
有名なものですが勉強用のサイトを下に貼っておきます。
ここに載っている問題をひたすらに解いていれば、合格ライン60%はなんとかなるような気がします。
おすすめ講座
おすすめはBizLearnだよ!
基本情報は午前と午後があるため独学は難しいから
午前免除を対応していて、カリキュラムに沿って知識をつけていける講座を選ぶと良いよ!
また、講座によっては個別指導もある場合もあるから要チェック!